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ebncontrol コマンドを用いることで、現在スタンドアロンのデーモン
として走っている ebnetd プロセスを終了させたり、強制終了、再始動
させたりすることができます。
EBNETD を `/usr/local' 以下にインストールし、かつ、システム管理用の
コマンドを置くディレクトリ (sbindir) の位置を変更していなければ、
ebncontrol は `/usr/local/sbin' にインストールされています。
走行中の ebnetd を終了させるには次のようにします。
% /usr/local/sbin/ebncontrol terminate |
ebnetd は自身の PID を作業用ディレクトリの下のファイル
`ebnetd.pid' に記録します
(「作業ディレクトリ」節を参照)。
ebncontrol は、走行中の ebnetd プロセスの PID を知るために
この PID ファイルの中身を読み、その PID に対してシグナルを送ります。
ebnetd が正常に終了すれば、PID ファイルは ebnetd 自身に
よって削除されます。
しかしながら、ebnetd が異常終了したときは、PID ファイルは削除
されません。
この場合、残された PID ファイルに記述された PID は、後で他のプロセスに
割り当てられる可能性があります。
ebncontrol の実行は慎重に行って下さい。
ebncontrol は、本当に ebnetd プロセスが存在するかどうかに
ついては、確かめません。
ebnetd プロセスが存在しないのに PID ファイルだけ残っていると、
ebncontrol は他のプロセスにシグナルを送ってしまうかも知れません。
ebncontrol は ebnetd の設定ファイルを読み込み、作業用
ディレクトリの位置を調べます。
ディレクトリの位置は、設定ファイル中の単独指示子 work-path
で定義することができます (「work-path」節を参照)。
無指定時の設定ファイルのファイル名、および単独指示子 work-path
の値は ebnetd と同じです。
また、ndtpd および ebhttpd のために ndtpcontrol,
ebhtcontrol がそれぞれ用意されています。
使用方法は、ebncontrol と同じです。
9.1 サーバ制御コマンドの実行 9.2 ebncontrolのオプションサーバ制御コマンドのオプション
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前述のように、ebncontrol, ndtpcontrol, ebhtcontrol
は、すべて同じコマンド行引数をとるようになっています。
これらのコマンドの一般的な実行方法は、次の通りです。
% /usr/local/sbin/ebncontrol 副コマンド % /usr/local/sbin/ndtpcontrol 副コマンド % /usr/local/sbin/ebhtcontrol 副コマンド |
副コマンドは、以下のものを解釈することができます。 副コマンド名が一意に決まる範囲内で、名前の後方部分を省略することが できます。
kill
SIGKILL シグナル
を送ります)。
また、サーバ制御コマンドが、サーバプロセスの PID ファイルを消去します。
この副コマンドを試す前に、まず terminate を先に試すべきです。
restart
SIGHUP シグナルを送ります)。
サーバプロセスはすべての TCP コネクションを閉じ、設定ファイルを
読み込み直します。
status
terminate
SIGTERM シグナルを送ります)。
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ebncontrol のオプション
ebncontrol, ndtpcontrol, ebhtcontrol コマンドは、
伝統的な一文字オプション名と覚えやすい長いオプション名の両方を扱うこと
ができます。
長いオプション名を表すには、`-' ではなく `--' を用います。
オプション名が一意に決まる範囲内で、名前の後方部分を省略することが
できます。
ebncontrol, ndtpcontrol, ebhtcontrol は以下に挙げた
オプションを解釈することができます。
-c ファイル
--configuration-file ファイル
-h
--help
-v
--version
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